ANA/SFC修行を始めようとしたきっかけ
ANAのSFC修行。
いつかはやろうと思いながら仕事が忙しくなかなか出来ず、2023年は何度か特典航空券ですぐ行ける韓国に飛んでいるのですが、1度、羽田到着便が遅れて、終電ほんとギリギリで走った時、荷物がもう少し早く出てくれればと思ったり、預け荷物も2つ預けたいなと思うときがあったり、羽田発のとき、ANAラウンジに入りたいなと思ったり、などなど、色々直近で不便だと思うことがあり。
実際に決意した決め手は4つあります。
・修行を決めた理由1
JALにもJGCというものがあるのですが、これが2024年から改悪の噂がでており(この記事を書いている現在やっぱり改悪されている)、SFCも会員数が増えてるし、そろそろやばいのでは?と思った。
・修行を決めた理由2
燃油サーチャージが少し下がっていた2023年8月末に、年明けの2024年1月上旬に特典航空券で東南アジア3箇所+台湾を巡る旅を予約したことにより、
ほぼ初の東南アジアでラウンジホッピングを最大限に楽しみたい、荷物も早く出てきてほしい、受託手荷物の量も増やしたい!
と思い、4日悩んだ。(しかもその間、目当てのルートがなくなって血眼で検索しなおした)
個人的にルート検索得意な気がする。1席だからかもだけど。
・修行を決めた理由3
ANAとは少し違う話になりますが、裏でアメックスビジネスゴールドカードの決済修行をしており、10月中旬までに100万決済必須だったため、少しでも積み上げたかった。
※2024年6月までに200万決済必要。
ポイント獲得→マイル移行目的です。
やたらマリオットボンヴォイ祭りが起こってた裏で、ホテルは別に…な私はアメックスビジネスの修行をし始めました。
ほんとは今年デルタマイル貯める計画があってカードも作ってたのですが、アメックスに絞ることになりました。
・修行を決めた理由4
一番大きな理由として、2023年7月から12月末まで、国際線プレミアムポイント2倍キャンペーンがスタートしていたため。
最短で一気にプレミアムポイントを取得できる国際線の路線を考え、仕事に支障が出ない程度で設計が出来たため、後押しされる形で、決意しました。
※8月1日に別記事で案内している、アシアナ航空のビジネスクラス有償発券をしたりして、もう旅行我慢と思ったんですけど、なんか気づいたら予約してました。怖いですね。でもマイルは使えるときに使えっていろんな人が言うてますしね。なかなかパンチのある決済が続きましたが、今年はアメックスビジネスの決済修行もあったので…もう仕方ない。
プレミアムポイント2倍キャンペーンですが、下記、2023年7月から開始していたものです。
これが発表された時は全くの無縁と思ったのですが
私が決断したのが2023年9月。
しかもキャンペーンのポイントの積算時期は下記のように書かれていて、
積算時期
通常積算されるプレミアムポイント数を月ごとに集計し、同様のプレミアムポイント数を通常積算分とは別にご搭乗月の翌月末日までに積算いたします。
(例)2023年7月1日(土)~31日(月)搭乗・積算分:2023年8月末日までにキャンペーン分のプレミアムポイントを積算
要するに、搭乗翌月末に付与=2024年の1月から恩恵を受けるには11月までにクリアして、12月末付与されないと、1月の特典航空券の旅はステイタスがなし(厳密にいればブロンズだけど)になるため、急いでルートを調べて購入までしました。
そもそも、SFC修行とは?プレミアムポイントって何?
ざっくりと目的を語りましたが、そもそもSFC修行とはなんぞや?先ほど出たステイタス?プレミアムポイントとは?なんですけど、ANA便に乗ってプレミアムポイントをコツコツ貯めて、ある一定以上の基準をクリアし、SFC=スーパーフライヤーズカードというクレジットカードを持つことにより、スターアライアンス・ゴールドのステータスが付与されます。
色々特典はありますが、一部紹介すると、下記のようなメリットがあります。
- スターアライアンス・ゴールドのステータスが付与される。
- 手荷物が優先的に返却される(プライオリティタグが付けられて早めに荷物が出てくる)
- チェックイン時の優先レーンの利用(エコノミーのチェックインカウンターとは別)
- 手荷物許容量が増える(航空会社により個数制限・量制限とありますがそれが増えます)
- 航空会社専用ラウンジの利用(ANAラウンジとかスターアライアンス加盟の航空会社ラウンジの使用可能)
- 特典航空券の予約席の拡大
- 機内優先搭乗
- 予約時の優先キャンセル待ち・空港での優先空席待ち
ただし、スーパーフライヤーズカードは誰でも発行できるカードではなく、発行する条件として、ANAのステイタスプログラムの「プラチナステイタス」以上に到達したANAの上級会員のみが発行できるクレジットカードとなります(年会費必要)
年会費は発生しますが、1度SFCを発行し、解約せずに持っていれば、半永久的に上級会員のステータスが保持されます。
「プラチナステイタス」になるには、いくつか方法はありますが、代表としては飛行機に搭乗したときに付与される「プレミアムポイント(PP)」を50,000PP以上を貯める必要があり、到達した際に「スーパーフライヤーズカード」というクレジットカードを発行することが出来ます。
要は飛行機に乗りまくって貯めるという感じですね。
プラチナステイタス以上の恩恵を受けたい人は、ダイヤモンドステイタスの修行とかするのですが、私は今はそこまでではないので、とりあえずSFCさえ取れればOKと思ってます。
※一応ですが…プレミアムポイントはマイルとは別です。
プレミアムポイントについてはANAのサイトをご確認ください。
プレミアムポイントについて
今回、私は2023年12月末に「プラチナステイタス」になる予定で、SFCカードの申請はその後になるのですが、「プラチナステイタス」によって2024年1月の旅行は恩恵をうけれるはず!と思ってます。
2023年9月 私のSFC修行ルートの選び方
プレミアムポイントのルール
さて。本題ですが、プレミアムポイントは毎年1月1日から12月31日までの積算で、翌年に持ち越しは不可になります。
ANAサイトにも記載されているのですが、
翌年度のステイタスが決定する12月末日よりも早く、各ステイタスに必要なプレミアムポイントを獲得されたお客様には、翌年3月末日まで、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズそれぞれのプレミアムメンバー事前サービスをご利用いただけます。
つまり、2024年1月にこのステイタスを必要とする私は、
12月末日よりも早く必要なプレミアムポイント【プラチナステイタスの50000PP】の積算が必要となるわけです。
プレミアムポイントの計算方法、プレミアムポイントの獲得の金額目安や費用は?
プレミアムポイントの算出ですが、
ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション
こちらで計算可能です。
プレミアムポイント50000PPを獲得する際、いかに航空券の決済金額を安くする(=プレミアムポイント獲得の単価を下げる)が重要となります。
もちろん航空券代が安ければ良いのですが、「予約クラス・運賃種別ごとの積算率」というものが設けられており、安い運賃=予約クラス・運賃種別の積算率が低いです。特にセールの運賃は低いです。
なので、あくまでも積算率が100%を超える運賃を狙うことになります。
運賃金額÷プレミアムポイント数=プレミアムポイント単価(PP単価)となります。
目安としてPP単価が10円の場合、50000PP獲得には50万円かかるという計算ですね。
この単価を下げるために、色々ルートを提案する方がいらっしゃるという感じです。
国内線は搭乗ポイントや路線倍率が国際線より高いため、国内線の修行が多いのはここがポイントだと思っております。
私の場合は今回、国際線プレミアムポイント2倍キャンペーンでの修行なので、結構これが大きいです。
正直個人的にはPP単価が12,13円以内なら許容範囲と思っております。
今回は短期間で直近予約なので、60万から70万ぐらいを見積もってました。
国際線でサクッとPPを獲得した内容
今回、私が修行を決意したのは2023年9月上旬です。
かつ、国際線プレミアムポイント2倍キャンペーン中という前提での話となります。
自分的に設けたルールが下記です。
・12月末にキャンペーンプレミアムポイントも積算させるため、11月中には搭乗必須
・入国はもちろんする。(行った便でそのまま帰ってくるみたいなことはしない)
・最低でも1泊以上。観光もする。
・仕事の都合で土日祝にかかる場所かつ、有給は金曜か月曜の1日のみ取得
・あまり危ない国を選ばない
・乗り継ぎしない。1ヶ国のみ行く。
・なるべく回数は少なく。単価はできるだけ安かったら嬉しい。
・同じ国に行くならなるべく1ヶ月程度空けたい(直近ですぐ入国して怪しまれたら怖いなぁという予防線です。気にし過ぎかもですが。)
11月までに飛行機の搭乗を終えて、12月末に2倍のプレミアムポイントを獲得するために時間がありません。
土日も仕事が入っている日もあるし、9月末には特典航空券で台湾→韓国に行くし、
10月中旬には試験があり、10月末は別記事にレビュー記載のアシアナビジネス乗るし(これが後にPP獲得に若干貢献した)、
10月11月の連休は航空券高いから避けたいし、12月上旬に韓国も行くし、
…え?いつ行く!?という状況でした。
短期間で基本倍率が高い路線でのルートかつ、プレミアムポイント単価が安いところを探すところから始めました。
国際線で路線倍率の高いルートかつ、プレミアムポイントが一気に獲得できそうな場所、
クアラルンプールが候補に上がるわけですね。
路線倍率ですが、ANAグループ運航便の日本発着アジア・オセアニア・ウラジオストク路線が1.5倍
となるのですが、オセアニアには行くのも時間かかる、ウラジオストク一旦除外として、アジア路線で獲得しやすい、値段も安めの穴場路線に目をつけました。
ということで、クアラルンプールに決定しました。
シンガポールやタイは人気だからか、単純に航空券代がクアラルンプールに比べて高いかつ、若干クアラルンプールよりプレミアムポイントの積算が低めになるので、避けました。
クアラルンプール路線の修行、通常より安く予約する裏ワザについて
クアラルンプール路線での修行が決定しました。
ただ、プレミアムポイントを50000PPに近づけるために2回クアラルンプールに行かないといけません。
ここで予約方法の裏ワザです。
海外発券というのを聞いたことはありますか?
要は、クアラルンプール出発→日本到着という海外発からスタートしてチケットを取るのです。
すると日本で予約するより安くでチケットの購入が可能です。
往路)クアラルンプール→日本
復路)日本→クアラルンプール
というルートで予約する感じですね。
ちなみに、私は日本のANAサイトから海外発として発券(日本円)しましたが、
クアラルンプールの都市設定でクアラルンプール通貨からも金額を調べたのですが、日本の都市設定とあまり金額が変わらなかったです。
レートの関係もあるしと思って、結局は日本円で発券しました。
海外発券を勧めている方で、上記の場合、日本からクアラルンプールに移動する路線をLCCでなど提案していたりしますが、PP単価はもちろん上がりますが、私は下記のように予約しました。
往路1)東京→クアラルンプール ※日本発 発券
往路2)クアラルンプール→東京 ※海外発 発券
復路2)東京→クアラルンプール ※海外発 発券
復路1)クアラルンプール→東京 ※日本発 発券
往路1)は下記の予約です。クラスもEなので、プレミアムポイントの積算率は100%です。
往路2)は下記の予約です。
予約クラスはZとDでいずれも125%の積算率です。
上記海外発券の場合のルートに日本発往復を足したルートです。
たしかに日本発往復は金額が高いのですが、何度も往復する時間もないので、このようなルートになりました。
海外発券のビジネスクラスより、日本発券のプレミアムエコノミークラスのほうが3万ほど高いという結果です。
ビジネスクラスに乗ると、積算率もアップするため、かなり大きいのですが、日本発のクアラルンプール行の往復ビジネスクラスはこの時で、往復で38万超えてました・・・。普通に無理。
PPはそれぞれ下記になります。
東京⇔クアラルンプール ※日本発券/プレミアムエコノミークラス
片道:5,417 PP/往復:10,834 PP(ただし、2倍で 21,668PP)
クアラルンプール⇔東京 ※海外発券/ビジネスクラス
片道:6,671 PP/往復:13,342 PP(ただし、2倍で 26,684PP)
PP単価は下記です。
・東京⇔クアラルンプール(ANA)/プレミアムエコノミークラス
281,720円(往復)÷21,668 PP=約13円(PP単価)
・クアラルンプール⇔東京(ANA)/ビジネスクラス
256,150円(往復)÷26,684 PP=約9.5円(PP単価)
合計:537,870円 ÷ 48,352 PP=約11.12円(PP単価)
2回分としてPP単価を割るとこのような算出になるので、ビジネスクラスとプレエコだし、まぁまだ許容範囲ではないのでしょうか。
足りないプレミアムポイントの追加路線について
クアラルンプール2回往復だけでは、50000PPに若干足りません。
ここで私は8月1日にアシアナ航空のビジネスクラスを有償発券したことを思い出すのです。
アシアナ航空はスターアライアンスメンバーです。
マイル積算をANAに積算するよう、当日チェックインカウンターで依頼すれば、プレミアムポイントもつくので、解決です。
ただ、スターアライアンスのプレミアムポイント積算方法がよくわからず、予約クラスがアシアナでは「U」だったのですが、結局何PPが積算されるか謎だったため、実は少し足りない可能性を加味して、保険で国内線で東京→とある地方を片道個別で予約していました。
なぜ片道かというと、復路は特典航空券で、とある地方→東京→韓国→東京というという、路線を持っているためです。
復路はいくつか先に予約しているルートがあるので、片道だけ有償で保険で取ったのです。
結果下記、国内線片道に乗らなくても50000PP達成することが発覚したため、直前キャンセルしました。
キャンセル料は発生しましたが…。特典航空券分も先に出発を伸ばすことになりましたが…。
・アシアナ航空/ビジネスクラス※片道
947マイル
(区間基本マイレージ758マイル・運賃倍率125%)
搭乗ポイント400ポイント
1347PP(往復:2694PP)
スターアライアンスの積算については後から下記条件を知ったので、アシアナ航空を使ってANAのプレミアムポイントを貯めることがある方は参照してくださいませ。
プレミアムポイントについて
→下部にスターアライアンスの搭乗ポイントが記載されてます。
今回は100%以上の積算だったため、400ポイントがつきます。
アシアナ航空の積算率等
→ビジネスクラス(U)は125%です。
その他の各航空会社の積算率は下記を参照ください。
提携航空会社フライトマイル等々
SFC修行のためにかかった費用について
今回のSFC取得のためにかかった費用(航空券代)と、PPとPP単価ですが、
・東京⇔クアラルンプール(ANA)/プレミアムエコノミークラス
281,720円(往復)21,668 PP
・クアラルンプール⇔東京(ANA)/ビジネスクラス
256,150円(往復)26,684 PP
・東京⇔仁川(アシアナ航空)/ビジネスクラス
50,810円(往復)2,694PP
合計:588,680円/51,046PPでした。
PP単価:約11.53円
その他、ホテル代や現地の遊び代やご飯代が発生しております。
※あと、国内線片道のキャンセル手数料も6,000円ぐらい発生してますが一旦省いてます。
思ったより少ない金額で修行を終えることが出来ます。
60万は超えると思っていたので、許容範囲ですね。
日本発にしたプレエコの搭乗レビューは別記事にて案内しております。
下記が海外発にしたビジネスクラスの搭乗レビュー記事です。
ついでに、SFC修行前に予約していたアシアナのA380のレビュー記事です。
さいごに
上記が私が今回50000PP達成したルートとなります。
私の場合は国際線プレミアムポイント2倍キャンペーンを利用し、プレミアムエコノミー・ビジネスクラス利用だったため、PPも一気に獲得することができ、単価を下げることができました。
あとは、たまたま購入していたアシアナ航空のビジネスクラス搭乗があったため、割とすぐにクリアできました。
もしアシアナ航空を予約してなかったら、ANA国内線のプレミアムクラスに乗って一撃で追加PPを稼いでたかなと思います。
これで2024年からプラチナステイタスになり、恩恵を受け、来るべき時が来たら、SFCを申し込もうと思います。
ちなみにですが、私、ANAカードはソラチカカードしかもっておらず、今回のSFC修行はアメックスで決済しておりました。
ただ、ANAカードは先に作っておいた方がSFC入会のときに審査落ちの心配がないと思うので、気になる方は先に作った方が良いかなと思っております。
私は現状、ANAカードのキャンペーンも行っていないので、このままキャンペーンが始まらなかったらSFC作るタイミングでANAカードに加入しようと思っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!